シルクオーガンジーのボレロを再現させていただきました。
お客様は元々白いボレロをお持ちでした。
ヴァイオリンやピアノの演奏を楽しんでいらっしゃるそうで、
時にはご家族やお友達と演奏会を催すこともあるとか。
その折ドレスの上このボレロを羽織っているけど、
「黒もあるといいなぁ、
でも売ってないし・・・。
そうだ、作ってもらえばいいんだ!」
と思い立ち、
検索で mocomode にたどり着いてくださいました。
まずは生地さがしから。
なかなかシルクオーガンジーを扱っているお店がなてやや苦戦しましたが、
京都の生地店 oriet kyoto で発見。
取り寄せてみると、たいへん木目細やかで上質な生地でした。
腰に施された放射線状のタックが美しいシルエットを描いています。
立体裁断に違いありません。
脇にマチが入っている着物スリーブも、
透ける生地の魅力を十分に活かしています。
再現の難しいパターンでしたが、
大変参考になりました。
透ける素材は縫製にも神経を使います。
ロックミシンは使用せず、
袋縫いとパイピングで仕上げています。
丁寧な仕事が要求されるご依頼でしたが、
とても勉強になりました。
今後の仕事に反映させたいです。
ありがとうございました。
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