かつてご実家のお父様のために誂えた紬のアンサンブル。
ほとんど新品状態で残されていたそうです。
今度は旦那様のために作務衣にリメイク。
温かく過ごせるように裏地を付けて。
お父様から旦那様へと、奥様のお心遣いを引き継ぐお手伝いをさせていただきました。
仕上がった作務衣に触れたお客様が、
「こんなに滑らかで軽い織物だったかしら?
記憶の中と違っているみたい。
もっと古めかしいと思っていたんだけど。
生地が残っていたら私のベストにしたいわ!」
着物をリメイクして数十年ぶりに見つめると、
新しい印象を受ける事があるのですね。
私にとっても新しい気づきでした。
もちろんベストもお仕立てします。
ありがとうございました。
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